2020.11.16 10:14私が住む世界は※2020年2月20日note初出。私が住む世界は悪意に満ちていた。常に監視されていて外を歩けば悪口を言われ、買い物をしようとすれば商品に危害が加えられている可能性があり、家への帰り道は誰かに付けられていていつか放火される気がした。なんやかんやあって精神科で病名を告げられ、通院を開始して六年になる。前述の悪意は全部病気のせい、被害妄想で現実ではない。いまお世話になっている先生は三人目で、私より若い、おっとりした口調の女性の先生だ。話をしっかり聞いてくれて、服薬に関しても前の先生の処方では少なすぎるのではないかと量を調整してくれた。はっきりとは記憶にないんだけど、先生には三年ほどお世話になっている。服薬治療を続けていても病状には波があって、もう昔のように...