死はとおいか

果てのないさみしさだからもう厭いてきみの故郷の海へばらまく

流れつくボトルのようにいつの日かぼくのきもちを拾っておくれ

つまさきが濡れるていどに波に触れ引き返すのはきっとただしい

うつくしい死にざまなんかありはせずきみをわすれて街に帰る日

ここは地獄の三丁目

生き延びろ

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